【外コン内定者が語る】サマーインターン参加までの3ステップとその対策法

Taka

みなさん、こんにちは!
東京GD練習会のメンター・Taka(@tokyo-gd-taka)です。

就活早期化してるってよく言われてるけど、何を準備すればいいかわからない…

僕は1年前の今頃、ちょうど上の疑問を持っていました。

皆さんの中にもおそらく同じような疑問を持っている人は多いかと思います。

また、20年卒の就活は昨年以上に早期化しています。(外資系企業の代名詞であるマッキンゼーゴールドマンは、これまで比較的遅い時期での選考活動を行っていましたが、今年は例年より遥かに早期に選考活動を始めることを決定しています。)
それ故、上記企業を受けるにしても、早期に動いているかどうかで圧倒的な差が生まれると考えられます。

以上を踏まえ、今回は就活をする上で、何を突破する必要があり、何を身につければ良いかを、これから就活を始める人を対象に、細かく見ていきたいと思います!

予め必要な情報を知り、後悔のない就職活動にしましょう!

サマーインターン参加までの3ステップ

まず、サマーインターンを含めた「選考」はおおよそ以下の3つに分解されます。

  1. エントリーシート
  2. 筆記(web)テスト
  3. 面接

面接はさらに、グループディスカッショングループ面接個人面接に分解されたりします。

それでは、一つずつ解説します。

1. エントリーシート

サマーインターンに向けたES(エントリーシート)対策

サマーインターン提出時期
外資系金融:5月下旬~6月中旬、外資系コンサル:6月 日系:6月~

エントリーシート(以下、ES)は、学生が企業に応募する中で一番はじめに受ける選考です。どんなに面接を突破する自信があっても、この段階で落とされてしまうとスタートラインにも立てません。また多くの学生はESにかける時間を過小評価する傾向があります。

しかし、コンサル業界を除くほぼすべての人気業界は、このESの時点でバッサリと多くの学生を落とします。特に人数が少ない外資系投資銀行では、ESで6割の早慶の学生が落ちると言われています。つまり、ESは多くの人が軽視しがちである一方で、落とされる確率がとても高い選考といえるのです。

しかし、実はESは対策次第で大きく結果を変えることができます。この理由は、他のWebテストや面接選考と違い締めきり前であれば何度も訂正が可能ですし、内定者や社員の人など他人の手も借りることができるからです。これは同時に、このような対策をする人としない人の差を大きく出すことにもつながります。第一志望企業のESを提出する前には、必ずOB訪問や内定者とのつながりなどを利用して、添削をしてもらうようにしましょう。一回見てもらうだけで、通過する確率は大きく変わってきます。

しかし、そもそもESに何を書くべきなのでしょうか。ESを書く上で何より重要なことは、読む人が自分に興味を持ってもらうようにすることです。これは他人と差別化するために面白いエピソードを書かなければならないということでは決してありません。自分という人間が他者よりも会社にマッチングしている事を示すことが重要なのです。ですので、会社がどのような人材を求めているかは絶対に知っておかなければなりません。そしてこれを知る機会が、会社説明会なのです。ほぼすべての外資系投資銀行は、ESの締め切り前に確実に会社説明会を開催しています。会社としても、自社にマッチする人にエントリーしてほしいと思っているので、わざわざ時間をかけ説明会を開いているのです。しっかりと会社説明会に参加し、会社の雰囲気や求めている人材をメモし、それに合うようにESを書きましょう。新卒採用はポテンシャル採用と呼ばれ、能力よりも性格特性を最も重視しています。しっかりと求められる性格特性に気づき、自分のエピソードに合わせてエントリーシートに落とし込めるかがカギとなるのです。

2. 筆記(Web)テスト

サマーインターンに向けた筆記(Web)テスト対策

サマーインターン提出時期
外資系金融:5月下旬~6月中旬、外資系コンサル:6月 日系:6月~

Webテストは、業種によって位置づけが大きく異なります。外資系を中心としたコンサルティングファームでは、ESはほぼ通過させた上で、テストでばっさりと落とすのが普通です。従って多くのコンサルではテストに力を入れており、独自の筆記を実施し、高いボーダーを設定しています。またこれらは対策が難しい場合が多く、ポテンシャルとしての高い論理的思考力演算能力が求められています。

外資系金融もコンサルほど通過ボーダーは高くないにしろ、テストセンターで受験する形のテストを用意しており、力を入れていると分かります。

一方で、日系企業はそのほとんどが玉手箱やSPIと呼ばれるwebテスト形式を採用し、(答えも出回っているため)力をいれているとはあまり言えません。同時にSPIや玉手箱のwebテストは対策をすれば確実に点数を上げる事ができ、多くの人は対策をあまりしていないため、差をつけたいのであれば対策するのもよいと思います。

3. 面接

サマーインターンに向けた面接対策

ES,テストを突破して、いよいよ社員の方に直接評価される場が面接です。
とても重要なステップなので、一つ一つじっくり見ていきましょう!

① 集団面接

集団面接は、学生の最低限のコミュニケーション能力第一印象を効率的にチェックできるため、大部分ではありませんが多くの企業が取り入れています。集団面接で重要なポイントは「効率的なチェック」という点です。基本的に集団面接では、社員はじっくりと学生の話を聞きたいのでなく、個人面接に呼ぶ人を如何に減らかを考え選考を行っています。ですので、集団面接は自然に減点主義になりがちです。もちろんこれは倍率や企業風土にも因りますが、多くの場合先述の態度で選考を行っていることを意識して臨みましょう。ですので、最低限やる事として服装や髪など第一印象を問題無くすること志望動機でリスクを取りすぎないこと言葉遣いでミスを減らすこと簡潔に要点を言えるようにすることは必要です。また、面接官にとって、志望動機などで十分に理解できない部分を残したまま選考を通すことはまれなので、なるべく抽象的な話は削り、具体的なエピソードをたくさん入れられるようにすることも一つのテクニックです。

② グループディスカッション

グループディスカッションは、集団面接に比べ多くの企業が実施しており、一回の対策が様々な企業で結果に現れやすい選考です。加えてどの企業でもやることはほぼ同じですので、しっかりと対策しておくことは1年の就活全体を通してとても重要になります。

グループディスカッションで意識すること

グループディスカッションを行う上では、前提として、まず以下を意識するようにしましょう。

1. 社員は、議論の結論より、議論自体を評価している。

社員の人は、学生に良い答えに到達することを望んでいるわけではありません。例えば、社内で英語教育を導入すべきか、というお題を出した時、社員の人は本当に社内で英語教育を導入すべきかと悩んでいる可能性は限りなく低いです。従って社員は、学生がどのように①考え、②議論をするか、を見ています。①考えについては、主にロジカルに考えられるか、常識的な思考を持っているかであり、②議論するかは、簡潔に自分の意見を言えるか、協調性があるかです。従って、例えばAさんが初めに、「僕は○○だと思う」と結論を言ってその後議論に参加せず、他のチームの人が議論して実際に○○が結論になったとしても、Aさんが評価されることはありません。グループディスカッションでは、如何に正しい答えを出すかでなく、如何に議論のプロセスを組み立てるかを意識するようにしましょう。

2. 礼儀作法は守る

グループディスカッションでは、いくつかの礼儀があります。以下に確認しておきます。

  1. 時間を守る、初めに議論のタイムスケジュールを決める
  2. 役割分担を決める(書記、時間管理など、必要であれば)
  3. それぞれが要点だけメモは取る(※メモ取りに集中しすぎないように)
  4. 人の話中に発言しない
  5. 議論は相手を論破することでは無いという意識を持つ
  6. 感情的にならない

グループディスカッションの具体的な対策法

続いて、中身についてみていきましょう。グループディスカッションのお題は、主に3つのパターンがあります。①定義系、②賛成・反対系、③ケース系です。それぞれ全く議論の進め方が異なりますので、一つずつ見ていきましょう。

1. 定義系

Ex)成功とは?良い組織とは?コンサルの存在意義は?

定義系のお題は、人によって異なる価値観が議論に入りやすく、チームとして結論をまとめることが難しくなりがちです。そこで、まず具体例を出してから一般化を行い、結論をまとめていくというテクニックがあります。

例えば、成功とは何か?というお題の場合、以下のように進めます。

  1. 「成功」のそれぞれが考える具体例を出す(ex)お金持ち、仕事で結果を出せている、バイオリンが世界で一番上手い)
  2. それぞれの具体例に共通する要素を抽出する。またはなぜそれが成功といえるのかを考える(ex)お金持ちの中でも、親の資産を受け継いだお金持ちは成功者なのか?→自分の努力が成功の要件?、仕事で成果がすぐに出なくても、後世で評価されるのは成功者といえるのか?→周りから認められることも要件?)
  3. 結論をまとめる
2. 賛成or反対系

Ex)社内公用語制度を導入すべき?、ベーシックインカムに賛成?

このお題は比較的議論しやすくなります。このお題が出されたら、それぞれのテーマについてメリット・デメリットを出し、比較を行い結論を出しましょう。例えば、社内公用語制度を導入すべき?というお題では以下のように進めます。

  1. 定義、前提の確認(ex)今回は日本の中堅機械メーカー(従業員500人規模)の社員が社内でコミュニケーションをとる際に英語を使用するかを考える)
  2. 導入メリットを考える(ex)外国人の採用が可能、海外支社とのやりとりが活発化)
  3. 導入デメリットを考える(ex)社員の教育費、ミスコミュニケーションリスク)
  4. (デメリットに対する対策の検討)※時間、お題によって実施
  5. メリット、デメリットの比較、結論をまとめる
3. ケース系

Ex)駅前スターバックスの利益を伸ばす最善策は?地方大学の再生に必要なことは?

これはコンサルティングファームやベンチャー企業などでは最も出題され、最も個人の能力が表れるお題です。コンサル、ベンチャー等に興味がある方は、しっかりと準備を行いましょう。対策本もたくさん出ていますし、東京GD練習会ではここの対策をメインに行っています。

一般的に、大まかな流れは以下のようになります。

  • STEP.1
    定義、前提の確認
    定義、前提の確認は、後の議論で理解が人によって異なり誤解を生む状況を防ぐことが目的です。また、ここでお題を具体化できると、現状分析などが楽になり、より生産的な議論が可能になる場合が多くなります。しっかりと忘れずに行いましょう。
  • STEP.2
    現状分析、問題の洗い出し
    このフェーズでは、お題の目標クリアのために必要な情報を洗いだします。この際、3Cなどのフレームワークを用いて分析を行うこともできます。ただし、時間やTPOをわきまえ、フレームワークを使ってよいかを判断することも必要です。
  • STEP.3
    課題の特定
    2.の分析から明らかになった現状をさらに深掘り、課題を特定します。ここで②の問題と課題は異なります。(問題は起きているネガティブな現象、課題は状況改善のために解決すべきポイントです。例えば、スターバックスの店舗の戦略を考える際に、少子高齢化は問題ではありますが、課題ではありません)
  • STEP.4
    打ち手の考案
    3.の課題に対し、解決可能な方法をできる限り多く考えます。
  • STEP.5
    打ち手の評価
    4.の打ち手をインパクト、実現可能性、即時性などの評価軸で評価します。

③個人面接

ここは、最もテクニックが効かない選考ですが、準備は重要です。志望動機や自己PRはESと整合性をとれるようにする、逆質問は考えておく、身だしなみを整えるなど、しっかりできる準備は行いましょう。

おわりに

以上でサマーインターンまでの流れをざっと説明しました!
長かったですが、読めましたでしょうか?笑

これらの選考(特にグループディスカッション)の結果は、やはり準備の量に比例して結果も変わると思っています!東京GD練習会をはじめ、様々な就活支援サービスを利用したり、自分でも様々な準備を重ね、絶対に第一志望業界の内定を勝ち取りましょう!

Taka

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