【内定者インタビュー】GD勝率100%の鍵は!?外資早期内定者が語るGD必勝法! 【#1】

皆さん、就活は順調でしょうか。

今回は久しぶりのインタビュー企画です!
先輩方の話を聞いて、盗めるところは積極的に盗んで、自分の就職活動をよりスムーズにするきっかけとしてもらえると嬉しいです。

まずは、今回取り上げる内定者の情報について見ていきましょう。

 

今回話を聞く内定者は…

  •  卒業年度…24卒
  •  出身大学…神戸大学経営学部
  •  性別…男性
  •  内定先…外資系メーカー企業

 

では、早速インタビュー内容を見ていきましょう!

 

就活前の生活について

—――本日はよろしくお願いします。

Hさん:よろしくお願いします。

 

—――それではさっそく、就職活動についての質問をさせていただきます。まず就活前の生活についてですが、どのような学生生活を送っていらっしゃいましたか?

Hさん:まずは1年生の頃、僕はコロナ禍で入学が1か月伸びてしまい、一人暮らしを始めたてだったので何もできない状態でした。そこから、知り合った方と一緒にファッション系の団体を立ち上げたりはしていました。また、アルバイトとしては塾講師をしていました。
サークルはサッカーサークルに参加していましたが、なかなか活動ができない状態でした。

ファッション団体の方は企業とタイアップしたイベント等を開催し、50人を動員することができました。

Hさん:2年生になる少し前に長期インターンでWeb系の制作会社で働き始めましたこの長期インターンは今でも続けています。加えて、自分が浪人している時にオンラインで質問できる塾が欲しいと思っていたので、オンライン上で質問できるメディアのようなものを立ち上げました。

またサッカーサークルも動き始めたので、よく活動に参加していました。さらに、長期インターン先のWeb制作会社でSNS事業部の立ち上げに携わったりもしました。

2年生は基本的にメインはサークルで、塾講師のバイトはやめて長期インターンをメイン、夏休み以降もサークルを続けていました。ファッション団体は方針が合わず辞め、オンライン塾も頓挫してしまいました。

また新しく長期インターンをもう一社加え、大企業とスタートアップ企業の協業を進めるような企業で働くようになりました。

就職活動を意識し始めたのは大学2年生の終わりごろからですね。

 

—――なるほど、ありがとうございます。非常に充実した学生生活だったんですね。就職活動を意識し始めたのは2年生の終わりごろとのことでしたが、何か意識するきっかけはありましたか?

Hさん:大学の先輩から就活支援団体に登録するように勧められたのでそれに登録して、その団体のメンターさんにアドバイスをいただきながら選考に出すようになりました。

 

—――では具体的に、就活開始から内定までの流れをお聞きしてもよいですか?

Hさん:はい。3月はほとんどセミナーなどに顔を出していただけでした。しかしこれでは意味がないなと思って。サッカーで言うと練習試合とかキック練習したところで試合で使えないと意味がないというような、そんな感じだなと思ったので、4月くらいから本格的に選考を受け始めました。

4月ごろは、自分のそれまでの長期インターンの経験などからも、IT系のベンチャーやメガベンチャーなどが向いているのかなと思っていたので、そのあたりの面接を受け始めました。

5月ごろからはそれに加えて外資系のメーカーなどにも出し始めました。現在内定をいただいている企業にもこのタイミングでESを出しました。

6月ごろも継続して面接を受け続けていましたね。平均で週3回、多いときは週5回受けていましたね。7月ごろからは学業が忙しくなってきたのでセーブしていました。

サマーインターンに関しては、6社くらい合格をいただいていましたが予定の都合で実際に参加したのは2社だけでした。8月は試験やゼミで忙しく、就活があまり進んでいませんでした。9月後半から本選考が始まり、10月の1週目に第一志望の最終面接に通過したため、そこで就活を終えました。

後半はかなり会社を絞りながら就活をしていましたね。

 

—――なるほど。業界や企業を絞り始めたのはいつごろからですか?

Hさん:会社自体を絞り始めたのは7月8月ごろですね。この頃にIT系のメガベンチャーか、外資の消費財メーカーに絞りました。

選んだ理由としては、データや数字に関わる仕事をしたいと思っていたからです。その点WEB系の会社は数字とは切っても切れないですし、WEB系の会社なら長期インターンでの知見もある程度生かすことができます。

また外資系の消費財メーカーに関しては、最前線で営業をしている人からすらもロジックを立てて話しているという印象をインターンなどを通して受けたので、志望していました。

その中でも、現在内定をいただいている企業は、社員の話を聞いたりする中で1年目から若手の裁量が多く、求めている以上の成長速度が期待できそうだと考えて選びました。

 

—――ありがとうございます。ほかに、企業を選ぶときに重視していたことはありましたか?

Hさん:マネジメントスキルやリーダーシップ等、定性的な能力がつくかどうかも重視はしていました。
あと、現在内定をいただいている企業に関しては、それに加えて働いている社員さんが非常に魅力的に見えたのも選んだ一つの理由です。

—――ありがとうございます。

就活の乗り越え方

 

—――就職活動の中で、一番つらかった時期はいつですか?

Hさん:4月、5月ですかね。シンプルにキャパオーバーでした。(笑)
面接に追われまくってうまく対策できずあまり話せないまま終わってしまったり、逆に対策した企業にも落とされてメンタルがやられてしまったりということがありました。

—――それはどうやって解決されましたか?

Hさん:まずメンタル面では、自分を落とす企業に頭下げてまで行く必要はないと割りきる事ですね。

あとは、失敗の理由を仮説として立て、その後の面接でそれを試してみることで解決していました。例えば、ガクチカの内容を変えてみたり、同じガクチカでもアピールすることを変えるなどです。

—――ありがとうございます。

 

 

就活のコツあれこれ

—――ここからは就活の各段階のコツなど、就職活動をしていく中で気づいた対策法についてお聞きしていきます。

自己分析

—――まず就職活動の第一歩目として重要だと言われるのが自己分析ですが、自己分析はどのようにしていらっしゃいましたか?

Hさん:自己分析は、小学生の頃から順番にやっていると時間がかかって仕方なかったので、思い出せる部分から分析して、順番に行動に意味づけをしていました。

また、自分だけで自己分析をするのは限界があったので、小中高大のそれぞれの段階でお世話になった人に話を聞いていました。僕の場合は、小中は母親に、高校はお世話になった先生、大学にはお世話になった人何人かに聞きました。

自己分析ではなく他己分析になってしまいますが、結局面接等で見られるのは自分から見た自分ではなく他人から見た自分なので、他人から見た視点を知ることができたのは非常によかったなと思います。

 

—――なるほど。自己分析と他己分析の結果には結構差があったりしましたか??

Hさん:ありましたね。特に僕は自分の体験にマイナスの感情を抱きがちで、自分ではそんなに大したことない経験だと思っていても他人から見ると結構誇れる経験だったということもあったので、己分析を行ったことで自分の経験を自信を持って話せるようになりました。

—――他己分析もかなり大事ですね。ありがとうございます。

 

 

ES対策

—――ここからは少しテクニック的な面の質問になります。まず、ESのコツはありますか?

Hさん:ESはどれだけわかりやすく書くかが大事だと思っているのですが、自分がわかりやすいと思っていても他人から見るとわかりにくいこともあると思うんです。なので、とにかくいろんな人に見てもらうようにしました。特に志望業界の先輩などに見てもらっていました。

あとは、面接で掘ってほしい部分をESに書くようにも心がけていました。

 

 

GD対策

—――ありがとうございます。GDのコツ等はありますか?

Hさん:僕はGD勝率100%だったんですけど、気を付けていたことは2つです。
ひとつは、共通認識を取りに行くことです
GDはやはり一緒に働きたいような人であるということをアピールしなければならないので、できるだけ謙虚に下手に出ながら、「僕はこう思っていますけど皆さんはどう思いますか?」と共通認識を取ることが大切だと思いました。

二つ目は、いわゆるGD の定番の流れの中でどれだけ抜け漏れを見つけ、指摘できるかです。
例えば、自動車事故を減らすというテーマのディスカッションの場合、車だけに対してアプローチしがちなところを、歩行者にもアプローチしたほうが良いのではないか、というアプローチを指摘する、などです。
そのアプローチが違えば軌道修正すればいいだけですし、新たな視点を指摘するのはかなり有効な対策法ではないかと思います。

 

集団面接

—――ありがとうございます! 集団面接は何かコツなどは見つけましたか?

Hさん:数回しか経験していませんが、面接官は複数人に同じ質問を投げかけることになるように、飽きさせない話し方や内容を心がけました。
できるだけ端的に話し、一言目に結論から述べ、その中に強いワードを盛り込んだりして強く印象に残るようにしました。

—――印象に残すというのは非常に大事ですよね。

 

 

個人面接

—――個人面接ではどのようなことを心がけていましたか?

Hさん:個人面接では、自己紹介の時点からつつきやすい部分を提供するように心がけていました。
例えば、「大学では課外活動に非常に力を入れていました」と自己紹介時点でガクチカを敢えて抽象的に言っておくと、面接官もそこに興味を持って聞いてきてくれるため、自分の話したい内容を話しやすくなります。

あとは、深掘りされたときに話しすぎないようにすることです。
深掘りに対して求められている以上のことを答えすぎてしまうと、想定していない深掘りにつながる危険があります。
できるだけ簡潔に話して、さらに深掘りされても対応できる余地を残しておくことが重要だと思います。

最終面接などに関しては、その時点である程度評価は固まっているため、あとは内定するかどうかを判断する場になります。なので、これに加えて会社に対する熱量がどれだけあるか、ということをできるだけロジカルに話すことが重要だと思います。

想定外の質問をされて詰まってしまったこともありますが、わからないことに関してはわからないと言ってしまう方がいいと思いますね。

 

 

本選考とインターン選考の違い

—――ありがとうございます。本選考とインターンシップの選考の両方を経験されたと思いますが、両者の違いなどは感じましたか?

Hさん:出てくる人の年次が違うなと感じました。
本選考は2社経験しましたが、1社は2次面接時点で22年目の方が出てきましたし、1社は4次面接に15年目くらいの人が出て来たりしました。その会社のインターン選考は基本的に4~5年目の人が出てくる印象だったので、やはりそこが大きな違いかなと思います。

 

 

逆質問

—――ありがとうございます。面接では逆質問の時間を設けられることも多いですが、逆質問ではどのようなことを聞いていましたか?

Hさん:最初のうちは活躍している社員の特徴など、当たり障りのない質問をすることがほとんどでしたが、途中からはブラッシュアップのためにその日の面接のフィードバックをお願いしていました。社員さんからは大体「もっとこういう風に話せばよかったんじゃない?」といったようなフィードバックをいただけるので、それを参考にしていました。

—――ありがとうございます。

 

 

OBOG訪問

—――OBOG訪問などはされていましたか?

Hさん:第一志望の企業はOBOG訪問が推奨されていなかったのでOB訪問をしていませんでしたが、第2志望の企業に関しては7人くらいOB訪問しました。

OB訪問をするときは、話したいことをまとめてスライドを作っていくことが多かったです。
話しているうちに自分自身が思っていることと違うことを話してしまうことが多かったので、自分について話すことや、話の流れ、自分の背景などをスライドに書いて持って行っていました。

 

—――なるほど。具体的にどのような質問をすることが多かったですか?

Hさん:どのような業務に携わっていたかという質問や、その会社がコアバリューとしている部分(リーダーシップ、主体性)などを聞いて、その社員さんがそのバリューについてどのようにとらえているかという質問、あとは就活生時代と現在のビジョンの達成率と変化なども聞いていました。

 

—――ありがとうございます。OB訪問はその後の就活に活きたと感じていますか?

Hさん:めちゃくちゃ活きたと思います。まず面接官側の気持ちが分かったことが大きな収穫でした。いじわるな気持ちで詰めてやろうと思っているわけじゃなくて、本当にもっと知りたいと思っているから掘り下げているんだと感じました。(笑)

あとは、会社の理解が深まるのはもちろん、働いている人が知れたのは非常に良かったと思います。入社してから同じ目標やベクトルで走れそうな社員さんたちかどうかを見極めるにはOB訪問はかなり有効でした。

—――ありがとうございます。

 

 

就活を終えて思うこと

—――就活を終えてみて、「これはやっておいてよかった」「これをやっておけばよかった」と思っていることがあれば教えてください。

Hさん:やっておいてよかったと感じているのは就活前にやっていたいろんな取り組みですね。就活を意識してやっていたわけじゃないですが、結果的に自分を説明するいい材料になったと感じています。

やっておけばよかったと感じているのはもっと目標を立てて動けばよかったないうことです。自分自身をアピールできる要素ではありますが、定量的に成果などを説明することはできなかったので、もっと目標を立てておけばよかったです。

あと、就活用のメアドを作っておくべきでした。(笑)

—――そうですよね。就活用のメアドと普段のメアドを一緒にしてしまうとすさまじい量のメールに本当に大切なメールが埋もれてしまうのはあるあるだと思います…。

 

—――就活の中でストレスが溜まることもあったと思いますが、どのように対処していましたか?

Hさん:シンプルに就活から離れるのが大事だと思いますね。
ES毎日〇時間書くとか、そういうのはできないなと思っていたので、気が向いたときにESを書いていました。
最低限締め切りの2日前にはリマインドするようにして、その時点でやる気がなければその企業に対してはモチベーションがないんだと思って受けないようにしていました。そのような熱量で受けることは企業に対しても失礼ですし。

後はサークルに行って身体を動かしたり、友達と飲みに行って愚痴を言ったりしてストレス発散していました。
なんの生産性もないですが、その何の生産性もない愚痴がメンタル面には非常に良かったです。

—――たまには愚痴などで発散するのもいい息抜きになりますよね。

 

 

就活生にメッセージ

—――最後に、この記事を読む就活生に向けてアドバイスをお願いします!

Hさん:はい。就活は恋愛と似ているとよく言われますが、自分が企業を好きなだけではダメで、相手にも好きになってもらう努力をする必要があります。つまり、相手が求めている者を自分から提供する必要があるので、それを自分で伝えられるように頑張ってください。

あとは、心に余裕を持ちましょう、ということを伝えたいです。時間の余裕はある程度心の余裕と比例するので、手あたり次第の30社出すよりも、魂の5社を選んで出す方がよいと思います。

 

—――ありがとうございます!これでインタビューは終了です。本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!

Hさん:ありがとうございました!

 

 

いかがでしたでしょうか。

これはかなり早めに内定が出た方のインタビューでしたが、グループディスカッションや面接の対策など、どの時期の就活に対しても生かすことができるポイントが非常にたくさん聞けたインタビューなのではないかと思います。

また、就活生は内定が出なかったらどうしよう、という不安で手あたり次第にたくさんの企業に出してしまいがちです。もちろん自分の将来を考えて慎重になる事も時には重要ですが、それでキャパが圧迫されて本当にやらなければならないことまで手が回らないことになってしまっては元も子もありません。

自分の中で本当に行きたい企業をしっかりと選んで、取捨選択し、万全の準備で大切な選考に臨めるように、本当に行きたい企業を見つけるための自己分析や、選考や締め切りのスケジュール管理はしっかりと行っておくようにしましょう!

 

次回も内定者インタビューをお送りします。お楽しみに!

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