【24卒】Webテストって?種類別の対策法は?インターンに応募したら確認!【就活】

24卒の皆さん、そろそろインターンの応募が始まるシーズンですね!

本選考ほど多くの段階に分けられているわけではありませんが、インターンにも選考が設けられている場合がほとんどです。

その中に、多く現れるのが「Webテスト」「適性審査」などの、テスト形式の選考です。

そんなの、大学生にもなって対策しなくても大丈夫でしょ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが…

びっくりするくらいWebテストで落とされた

夏のインターンは対策した人としていない人の差が大きく出る!

先輩方からはそのような声が多く聞こえてきます。
そうなんです。Webテストはなめてかかってはいけません。必ず対策が必要です。

Webテストは能力がみられているというよりも、「対策してきたかどうかが問われている」といわれているほどです。

 

そこで、今回の記事では複数あるWebテストの種類やそれぞれの特徴、そして対策方法などを紹介していきます。

 

この段階を突破して、1つでも多くのインターンを勝ち取っていきましょう!

 

そもそもWebテストって?

 

Webテストは冒頭にも述べた通り、選考過程の中で応募者の能力を測るために行われるテストです。

一般的には、企業にエントリーシートを提出し、書類選考を通ったあとにテストが課されることが多いです。

企業によっては、1次面接の前後で2回形式を変えて行われたりする場合もあります。

ほとんどのWebテストは、問題を解くことを通して能力を測る能力試験と、簡単な質問に数十個答えてその人の適性や性格を診断する性格試験とが同時に行われます。

また、Webテストと一口に言っても、自宅や学校のPCから受験可能なものもあれば、
テストセンターと呼ばれる、Webテストを実施するための場所に出向いて受験するものもあります。

自分のPCで受験する場合には、締め切りまでの期間ならいつでも受験することが可能ですが、
制限時間などが設けられていることがほとんどなので、

・PCの動作環境やネットワーク環境を整えておくこと

・テストの期限ぎりぎりは受験ページのサーバーが混み合うので、
締め切りに余裕を持った状態で受験すること

など、注意が必要です。

テストセンターに出向いて受験をする場合には、環境などの面で失敗する可能性は自分のPCで受験する場合に比べてかなり少なくなります。

さらに、テストセンターで受験したテストのスコアは、他の企業でも使いまわすことが可能です。

ただし、テストセンターで受験したスコアには1年という有効期限があったり、
自分の点数を知ることができなかったりなど、注意すべき点もあります。
そのうえで、受験したテストの手ごたえに自信がある場合はその点数を使いまわしてしまいましょう。

Webテストの目的は?

では、企業側がそこまでして実施するWebテストの目的は何なのでしょうか?

Webテストを実施する目的としては、

・面接などでは測りきれない応募者の能力を測る

・応募者の性格などを知る

・面接段階に進む前に就活生を絞る

などの目的があげられます。

今まではWebテストでなく筆記試験を行う企業もありましたが、
IT化が進んだことに加え、昨今のコロナ禍によりWebテストを行う企業がかなり増加しました。

 

Webテストの種類は?

Webテスト、と一口に言っても様々な形式のWebテストがあります。

SPI、玉手箱、GAB、CAB、TG-WEBなど、聞いたことのあるものもあれば初耳なものもあるのではないでしょうか。

以下では、それぞれのテストの特徴や傾向、対策などを詳しく解説していきます。

試験名 特徴 導入企業例
SPI 最も多くの企業で使われているWebテスト。 BCG、野村総研、日本銀行、三菱商事、伊藤忠商事、パナソニック、ソニー、電通など
ENG SPIに英語が導入されたもの。 ゴールドマン・サックス、丸紅、住友商事、TBS、JALなど
玉手箱 より処理速度を求められるWebテスト。 アクセンチュア、PwCコンサルティング、三菱UFJ銀行、りそな銀行、大和証券、SMBC日興証券など
CAB エンジニア・技術職向けのWebテスト。 IT系企業
GAB 問題数が多く解答時間が短いWebテスト。 日本マイクロソフト、三井物産、東京海上日動火災保険、住友不動産など
TG-WEB 癖のある問題が多い。対策が必須。 デロイト、キリンホールディングス、資生堂、サントリーホールディングス、花王、テレビ東京など

 

SPI…もっともオーソドックスなWebテスト

SPIの特徴

就活生の中でもおそらく聞いたことがある人が多いであろうWebテストの代表格が「SPI」です。

SPIの内容は、「能力検査」「性格検査」の2つに大きく分けられます。

能力検査は、知的能力を測るテストです。

「言語分野」「非言語分野」の2種類に大別でき、
「言語分野」のテストでは言葉の意味や話の要旨を的確にとらえて理解できる力を測るような問題が、
「非言語分野」では数的処理能力や論理的思考力が問われるような問題がそれぞれ出題されます。

簡単に言うと、言語分野では語彙力や読解力を問う国語のような問題が、
非言語分野では数的処理や確率、推論などの数学のような問題が出題されると思ってもらえばOKです。

性格検査は、日ごろの行動や考え方に関する質問からその人がどのような人なのか、どのような考え方をする人なのか、どのような職種や仕事に向いているのかどうかを判断する検査です。

「一人で行動するのが好きか、皆で行動するのが好きか」
「仕事で失敗すると、すぐに落ち込んでしまう方だ」

など、就活に関係がなくとも性格診断を行ったことがあれば見たことのあるような質問がほとんどです。

解答の中に矛盾がないかどうかもチェックされるので、嘘いつわりなく自分の思うように答えるようにしましょう。

受検形式は?

SPIには受検形式も様々あります。

テストセンター

応募先の企業とは関係のない委託先の専用会場のパソコンを使って受検する形式です。
企業に応募してテスト受験の案内が送られてきた後、会場の予約状況を確認して自分の都合のいい日程を選び、受検します。

WEBテスティング

インターネットに接続できる自分のPCから受検する形式です。

ペーパーテスティング

応募先の企業が準備した会場に出向いて、筆記で試験を受けるものです。

インハウスCBT

応募先の企業が準備した会場に出向いて、企業内のパソコンで受験するものです。

 

なお、実施されるSPIの7割はテストセンター受検であるという統計が出ています。
前述のとおり、テストセンターで受験したSPIはスコアを使いまわすことが可能です。

ただ、筆者の体感的には3割テストセンター、7割はWEBテスティングといった感じです。

 

対策方法は?

SPIは問題形式が特徴的なので、参考書などを活用して問題形式やその問題の解き方のパターンなどを把握することが必要です。

数的処理などは問題のパターンによって数式の作り方などが決まっているので、問題を多く解いて解き方を覚えていきましょう。

さらに、SPIは時間に余裕があるような時間設定ではないので、「時間配分」や「問題の取捨選択」にもかなり注意が必要です。

テキストを用いて、時間制限内に問題を解く練習を繰り返して本番で焦らないようにしっかりと対策をしていきましょう。

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こちらの本は、テストセンター、ペーパーテスト、WEBテスティングなど、それぞれの形態に合わせたSPIの対策ができるという点で非常に優秀です。

 

ENG…SPIに英語がプラス!

ENGの特徴

ENGは、「SPI英語」とも呼ばれています。

つまり、SPIの試験内容に英語が加わったようなものです。

問題としては、与えられた単語の同義語や対義語を選ぶようなものから、和文英訳、長文読解まで多岐にわたります。
すべて選択肢なので、大学受験の共通テスト(旧センター試験)のようなものを想定するとよいでしょう。

受検形式は?

ENGは基本的にペーパーテスティングかテストセンターで行われるのが一般的です。Webテスティングは行われません。

対策は?

英語は一朝一夕で身に付くものではありません。
なので、対策本を使って対策するのはもちろんですが、
普段から隙間時間で英単語を覚えたりTOEICや英検などの文法問題に触れておくことが重要になります。

また、TOEICなどの資格試験は就職活動に生かせることも多いので、
ENGに向けて勉強するというよりは、それらの資格勉強をしながら英語力を鍛えていくとおのずと英語能力が身につくでしょう。

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前項で紹介した、SPI対策の本の中にENG対策も含まれているので、こちらをおすすめします。

これが本当のSPI3だ! 2024年度版 【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】

 

 

玉手箱…より処理速度を求められるWebテスト

 

玉手箱の特徴

玉手箱は主に金融、インフラ、マスコミ、通信などでよく採用されている問題形式です。

大きく分けて「計数分野」「言語分野」「英語分野」の三分野に分けることができます。
大雑把な印象としては、「よりスピードを求められるSPI」と考えておくとよいでしょう。

計数分野では、四則逆算などの簡単な数的処理の問題から、
グラフなどから数値を読み取って指示された値を計算して答える問題表の空欄を推測する問題まで多くあります。

言語分野は、600文字程度の短い文章を読んで選択肢の中から正しいものを選ぶ問題、
1000文字程度の問題を呼んで筆者の主張を選ぶ問題などがあります。
特に後者はかなり時間的に制約が厳しく、処理能力を必要とします。

英語分野は、長文読解や論理的読解問題など、文法などが問われるENGに比べると文章を読み解く力をより要求される問題です。

 

体感的には、計数に関してはグラフなどから数値を読み取って指示されたものを求めるものが多く、
言語分野に関しては600文字程度の問題を読んで、問題文が文章の内容に合致しているかどうかを答える問題が出題頻度が高かった感じがします。

 

受検形式は?

受検形式は、在宅で受験が可能な「Webテスト方式」と、テストセンターにて受検が可能な「C-GAB方式」の2種類があります。

対策は?

先述のとおり、玉手箱ではSPI以上に処理速度が必要とされています。
そのため、解ける問題から処理していく「問題の取捨選択」がSPI以上に大きく結果を分けてくることになります。

問題自体の難易度が高いわけではないので、問題形式に慣れ、あとは制限時間内に解いていく練習をひたすら繰り返すのがよいでしょう。

おすすめのテキスト!

Webテスト1【玉手箱シリーズ】完全対策 2024年度版

CAB…エンジニア職は対策必須!

 

CABの特徴

CABは主にIT関連の職業に就く就活生向けに作られている適性検査の試験です。

そのため、エンジニア職や技術職を志望している場合はこのテスト形式の対策が必要になります。

CABは主に数的処理的な問題のような、他のWEBテストでも見られるような一般的な問題から、枠内の図形を命令表の通りに変化させて最終的な図を選択肢から選ぶ命令表問題、与えられた例から規則性を見つけて問題を解く暗号問題といったエンジニア特有の問題まで様々です。

特に、命令問題や暗号問題はなかなかほかに似たようなWebテストがないため、対策が必須になります。

受検形式は?

ほかのWebテストと同様、自宅受検のもの、テストセンターで受けるもの、ペーパーテスト形式のものがあります。

自宅受検のCABはWebCAB、テストセンターでコンピュータを使って受検するCABはC-CAB、ペーパーテスト形式で実施するCABを単にCABと呼びます。

対策方法は?

CABは先述のとおりかなり問題形式が特異なので、対策が必ず必要です。

また、ほかのWebテストと同様に、処理に速度が求められるので、
参考書を用いて反復した問題演習が効果的であると言えるでしょう。

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Webテストにもペーパーテストにも対応している対策本です。CAB特有の難しい問題も本番同様の難易度で掲載されており、しっかりと対策ができます。

GAB…玉手箱と類似、性格診断も詳細

GABの特徴

CABと名前が似ていますが、CABはエンジニア向けの試験であったのに対し、GABは一般的な企業の新卒総合職を念頭に置いて作られている試験であると言えます。

問題の形式は玉手箱に類似しており、「計数分野」「言語分野」「英語分野」の3分野に分かれています。
また、それに加えて行われる性格診断がかなり詳細で、ストレス耐性やバイタリティといった個人特性や、営業や研究開発といった職業適性も診断してくれます。

受検形式は?

CABと同じ会社が制作したWEBテストなので、受検形式もほとんどCABと同じで、自宅受検のもの、テストセンターで受けるもの、ペーパーテスト形式のものがあります。

自宅受検のGABはWebGAB、テストセンターでコンピュータを使って受検するGABはC-GAB、ペーパーテスト形式で実施するGABを単GABと呼びます。

対策は?

先述のとおり、問題形式や出題傾向がかなり玉手箱と類似しているため、玉手箱の対策がそのままGABの対策になることが多いです。
そのため、玉手箱を受験する場合は、その対策をしっかりとしていればGABにも十分対応できるでしょう。

おすすめのテキスト!

【CAB・GAB完全対策 2024年度版】

 

 

 

TG-WEB…最難関Webテスト!対策をしっかりと

TG-WEBの特徴

TG-WEBは数あるWebテストの中でもかなり難しいWebテストであると言われています。
SPIや玉手箱といったWebテストに比べても問題形式が異なる部分が多く、「SPI対策したしいけるでしょ!」と楽観的に挑むと返り討ちに遭います。

SPI や玉手箱と比較すると実施企業は少ないですが、難関企業と呼ばれる企業では取り入れるところが増えてきています。

TG-WEB は「新型」と「従来型」の2種類が存在しており、それぞれ「言語分野」「計数分野」「英語分野」の3分野に分かれています。

「新型」は比較的易しいかわりに、短時間で多くの問題数を課されるのが特徴です。反対に、「従来型」は問題数は少ないものの、問題の難易度が高いと言えます。

特に計数分野では、ほかのWEBテストではあまり出題されない図形問題や、CABで少し出てきた暗号問題なども出題されるため、対策が十分に必要です。

受検形式は?

受検形式は、自宅受検形式とテストセンター形式があります。
英語の試験が実施される場合は、テストセンターで実施されます。

 

対策は?

先述のとおり、特に従来型はかなり問題に癖があるので、対策は必須になってきます。
ただし、問題の形式はそこまで多いわけではないので、対策をすれば十分に対応することが可能です。

特に従来型の係数分野は図形問題や推論問題など、難解な問題が多いので、しっかりとテキスト等を使用して対策をしましょう。

言語分野などはSPI と一緒に対策を行っていくとよいでしょう。

英語分野は、模擬問題や試験問題の例が少ないため、TOEICや大学の入試問題を参考にして対策するのがよいでしょう。

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TG-WEBだけに焦点を当てており、独特なTG-WEBの試験に対して十分に対策ができる一冊となっております。

最後に

いかがでしたでしょうか?

Webテストとはいえ、問題の形式や求められる能力が異なり、それぞれ特殊な対策が必要になってくる場合もあります。

ちなみに、筆者の感覚としては、SPIと玉手箱がほぼ同数で、時々TG-WEBにも出会う、という印象です。参考までに!

自分の志望している企業がどのようなテスト形式を採用しているのかを確認して、それに応じて対策を行っていきましょう。

 

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