ESの書き方(特にこの記事ではESの基本である自己PRの書き方)の基本について述べます。
ESの書き方は、
- 過去頑張った経験、継続した体験を列挙し(ネタ探し)、その中で使えそうなエピソードを取り出す
- その体験を通して、何の力を身に付けたのか(ESで伝えたいこと)を考える
です。
基本的なESの書き方は以下のとおりです。なお、この書き方は7つに分けて書く例です。
1:自分の能力の説明
2:状況説明
3:問題点の把握(鋭さを示す!)
4:自分のやったこと(それが他の人と比べてどうしてすごいか)
5:結果
6:能力をもう一度別の言い方で書く
7:それを企業でどう活かすか書く
ESは文章にする前に、このように項目を決めて、字数を気にせずとりあえず箇条書きします。
例えば、テニスサークルのウェブページの製作を通して部員を増やし、チームの成績を上げた人がメーカーを志望している場合
- その1自分の能力の説明不利な状況に陥ってもやり方を工夫して結果が出るまで継続できる
- その2状況説明テニスサークルの部員だが、部員12名。層の薄さから圧倒的に戦力が不足、モチベーションの低下
- その3問題点の把握(鋭さを示す!)部員数少ない→実績出せない→知名度低い→新入生少ない、のサイクル。
人数で敵わないからWebという人が少なくても知名度挙げられる媒体を選んだ。 - その4自分のやったこと練習を継続しながら、同時にウェブページの改善、頻繁な更新。新入生が楽しめる練習メニューの計画と歓迎会を幹事として企画注意それが他の人と比べてどうしてすごいか、あまり細かくなりすぎないように。面接官はそれほど読まないので、簡潔にポイントだけ
- その5結果Google検索で「京大」「テニスサークル」で1位、サークル新入生前年度3人がその年は17人、とか。
- その6能力をもう一度別の言い方で書く資源が少ないときにも、工夫して結果を出せる
- その7それを企業でどう活かすか書く変化の激しい業界で柔軟な対応が迫られた際にも工夫して戦略を立て、周囲と協調しながら結果を出したい。
以上を文章化すればES(自己PR)の完成です。これが自己PRの構成の基本になります。
ネタ出しと文章化を別々にやるのがポイントです。
尚念のため、上記自己PR文章は架空のエピソードであり、実在のものではないことを付記しておきます。