T さんインタビュー、後編になります。
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目次
【就職後について】
――――ここからは就職してからのお話をうかがっていきます。守秘義務等もあると思いますので、答えられる範囲でかまいません。引き続きよろしくお願いします。
Tさん:よろしくお願いします。
現在の状況
――――まず、入社して2か月程度がたったと思いますが、現在何をしているか教えていただいてもよろしいですか?
Tさん:はい。現在研修を受けている状態です。守秘義務があるのでかなり大雑把な説明にはなってしまいますが、コンサルのベーシックスキルや業務フローについてなどの研修を受けている状態です。資料を作ったり、ある特定の企業を想定したグループワーク等をおこなったりもしています。
――――そうなんですね。実際に実務に入るのはいつ頃からなんですか?
Tさん:人によりますが、大体7月ごろからだと思います。
――――かなりみっちり研修があるんですね…!現在の1日のスケジュールはどんな感じですか?
Tさん:一般的なサラリーマンって感じだと思いますよ。9時ごろから研修が始まって、お昼に1時間くらい休憩があって、18時半から20時くらいに終わるという感じです。
やりがいを感じる瞬間、大変だと思う瞬間
――――現在まだ研修期間だと思いますが、今まで社会人として働いてきて、やりがいを感じた瞬間や、逆に大変だなと感じた瞬間などはありますか?
Tさん:やはり資料等を褒められたときは嬉しいですね。研修でも一定評価してもらえるので。反対に、大変な時は、スキルや仕事の能力の問題というよりかは、人とどうはたらいていくか、という問題にぶち当たるときですね。グループワークなどで、あまり話してくれない人などと当たったりすると思います。本人の気性などもあるかもしれないけど、こういう人を動かしていかないといけないんだなぁと感じる瞬間が多くありますね。相手を人格ではなく能力で判断する視点も仕事をしていく上では大切だなと感じます。
――――社会人ならではのやりがいや苦労ですね…ありがとうございます。
コンサルならではの特徴がたくさん!
――――実際にコンサルティングファームで働いてみて、入社前の想像とのギャップなどは感じましたか?
Tさん:実力主義!という側面ばかりではなく、ある程度年齢で役割が決まっているなという感じがしましたね。1年目2年目はやっぱり優しくされるし、労働時間も守られますし。逆に人にはよりますが、年齢が上がると裁量労働制になる人もいるので、忙しくしている人もいれば、仕事は18時までと決めて帰っている人もいます。全体的に、プライベートでも仕事でも個人の裁量に任されている範囲が大きいかなと思います。
――――上司の方との交流などもそんなに多いわけではないんですか?
Tさん:そもそも入れ替わりが激しい職種なので、企業内文化なども構成されにくいんだと思います。上司の方と飲みに行くのも、こちらが望めば快くこたえてくれますが、強要されたり、飲み会が多くあったりすることはないです。これらの特徴は私の会社だからというよりは、コンサルティングファーム全体に言えることなのではないかなと思います。
コンサルに向いてる人って?
――――周囲の同僚の方や上司の方にはどのような人が多いですか?
Tさん:性格は本当にまちまちですよ。ただ年齢関係なく論理を共通言語として話している感じがするので、皆さん結論ファーストで話しますね。そこは最低限出来て当然、という雰囲気があります。
それ以外でいうと、自分で作業設計をして自分で動ける自律した人が多い印象は受けます。適当な人はあんまりいなくて、真面目な人が多いですね。天才肌というよりは、いい意味で真面目な凡人が多いと思います。
――――イメージと結構違うんですね、いい意味で真面目で地道な人が多いんですね。
――――周りの方を見ていて、こういう人がコンサルに向いているんじゃないかな、というのはありますか?
Tさん:まずは考えることが苦じゃない人がいいんじゃないかなと思います。やはりいろいろ考える仕事なので、考えるのがめんどくさい、しんどい、やらされていると感じる人には少し苦しい仕事かなと思います。考えることをやり切れるひとはいいんじゃないかなと思いますね。
Tさん:ほかには、細かい人も向いていると思います。例えばPowerPointのデザインの端と端がそろっているかとか、フォントが異なっているとか、そういう細かい点に気づいて面倒くさがらずに修正できる人って、常に細かいところに気が配れる人なんだと思うんですよね。そういう人はやっぱりコンサルに向いているんじゃないかなと思います。
タスクは書き出して整理して頭すっきり!
――――プライベートと仕事を両立していく上で、心がけていることはありますか?
Tさん:自分のやるべきことを言語化することですね。やらなきゃいけないことを考えて憂鬱になったり不安になったりするときって、結局漠然としか自分のタスクが分かっていない時だと思うんですよ。パソコンなり紙なりに書き出して整理してしまえばかなり楽になります。
あと、タスクの整理ってパソコンや紙でできるものなので、さっさとアウトプットしてしまったほうが余計な脳のリソース割かずに済むんですよね。そういう整理に休日を使うことで仕事を楽にしています。
――――就活でもやらないといけないことに追われてバタバタすることが多いのでめちゃくちゃ参考になります…!これも答えられる範囲でかまわないんですが、休みの日は何をして過ごすことが多いですか?
Tさん:趣味の小説を書いたり、友達との時間を作ったりしています。あとは、研修後に自分が進みたいプロジェクトの分野の勉強をしています。
今後の目標は?
――――今進みたいプロジェクトの話が出ましたが、今後の展望などはありますか?
Tさん:志望業界の所でも話した通り、マーケティングにも興味があるので現在はマーケティングの部署に入ってそこで頑張っていきたいと思っています。でも、周りの人に「降ってくる機会を逃さないようにするのが大事」だとよく言われるので、マーケティングだけに固執せずにいろいろやっていきたいですね。
――――そうですね。チャンスをえり好みしていたらもったいないですもんね…!
最後に就活生へのメッセージ
――――これで質問は以上になります。最後になりますが、就活生に向けて、元就活生として、そして現社会人として、何かメッセージをよろしくお願いします。
Tさん:社会人というだけですごく眩しく見えたりするかもしれないんですけど、社会人になっても気の抜けた社会人って言うのはたくさんいます。だから気楽にいろんな選考に顔を出してみたらいいと思います。最終面接で50歳くらいの怖そうなおじさんが出てきたとしても、そのおじさんも面接というフィルターを抜きにしたらただのおじさんです。なので、あまり就活だからといって肩ひじ張らずに、気楽に就活をがんばってください!
――――就活の時にお守りにしたいようなコメントをありがとうございます。本日はたくさんの質問に答えていただき、本当にありがとうございました!
Tさん:ありがとうございました!
まとめ
非常に貴重なお話がたくさん聞けましたね。特にGDの対策法などは、日常でも実践しやすいもので私も今日から実践していきたいなと思います!
では、今回の内容をまとめていきましょう。
- コンサルでのGDは日常のWhyを大切に!
- やりたいことはは就職してから見つけても遅くない
- タスクはアウトプットで整理してしまおう!
- 真面目に自律して細かい仕事もできる人がコンサル向き!