【23卒必見】グループディスカッション(GD)の流れや進め方

「グループディスカッション(GD)でどう議論を進めていいかわからない」

「グループディスカッション(GD)の流れについて知りたい」

この記事はそんな悩みを持った就活生に向けて書かれています。

 

はじめまして。

「オンラインGD練習会」運営事務局の菊地と申します。

 

多くの企業の選考で取り入れられているグループディスカッション(GD)。

採用担当者はグループディスカッションを通して就活生の思考力や対人能力について見ています。

就活生にとっては自分をアピールする絶好の機会ともいえるでしょう。

今回は、そんなグループディスカッション(GD)の流れや進め方について解説していきます。

この記事を読んで、グループディスカッション(GD)の流れを知ることで、議論に積極的に関われるようになりましょう。

 

1.グループディスカッションの流れとは

グループディスカッションは通常、4~8人の学生が会議室に集められ、入場から退出までの時間は30分から1時間になります。

制限時間の中で結論を出していくには、効率よく進めることが重要になります。

グループディスカッションの流れは下記になります。

自己紹介→前提条件確認→アイデア交換→役割決め→時間配分→アイデアの発散→アイデアの収束→発表

それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

1.自己紹介

自己紹介で大事なポイントは以下の2つになります。

  1.  自己紹介は簡単なものでいい
  2.  ネームカードがない場合は、名前をメモしておく

 

まず、面接官が入室すると、自己紹介を促されます。

基本的には名前と簡単なプロフィールを全員にシェアして終わります。

自己紹介はディスカッションの評価とはあまり関係がないので、簡単なもので良いでしょう。

ここで注意すべきなのが、自己アピールの場と勘違いをする人がいることです。

自己紹介で一人で長々と話してしまうと、議論の妨げになってしまいますので、自重するようにしましょう。

また、ネームカードがない場合は全員の名前をメモしておくとよいでしょう。

自己紹介の例)

「令和大学の例話太郎と申します。今日はよろしくお願いいたします。」

このような簡単なもので良いでしょう。

 

2.前提条件確認

自己紹介が終わると、面接官からお題が出されます。

多くの場合、お題はざっくりと与えられることが多いので、定義・前提・背景を確認する必要があるでしょう。

メンバー全員が与えられたお題を正しく理解しておかないと、論点がずれてしまう可能性があるからです。

前提はメンバーの中で自由に仮定しても良いですし、面接官に質問してもよいでしょう。

前提条件確認の例)

「CM以外を使った広告手段を考えてください」というお題だったとします。

この場合、「どんな企業が実施するのか」、「予算はどれくらいか」、「広告の目的」等、議論に影響が出る詳細を詰めておく必要があるでしょう。

 

3.アイデア交換

前提条件確認の後、個人の思考時間が与えられます。

個人の思考時間をとったのち、考えた結果を全員にシェアするアイデア交換の時間になります。

ここでまとまった意見が言えると、自分の存在感があがり、支援者が増えることに繋がります。

ただし、アイデア交換に時間を使いすぎるのも注意です。

 

4.役割決め

司会進行・書記・タイムキーパー等重要な役割を決めていきましょう。

役割は形式的なものです。

役割を引き受けたからといって、即有利になるとは考えないほうがいいでしょう。

司会進行は先頭にたって議論を積極的に進めていく役割です。

与えられた時間内で、議論を進行させる必要があります。

全員から意見を引き出していく能力が求められます

司会進行は果たすべき役割が明確になので、評価につながりやすいといえるでしょう。

書記は議論されている内容を記録していく役割です。

重要事項や決定事項、話の流れを整理し、要約していくことが必要になってきます。

一方で、ホワイトボードがある場合は、字の綺麗さが重要になってくるので、人選には注意すべきでしょう。

タイムキーパーは議論が時間内に終わるか管理する役割です。

 

5.時間配分

次に全体の時間をいくつかの時間に時間配分していきます。

時間配分をしないと、時間内に議論が終わらない可能性があるからです。

時間配分の例)

全体の時間が30分だとすると、問題点の洗い出し5分、原因の検討10分、解決策の検討10分、発表時間5分に時間配分できます。

 

6.アイデアの発散

とにかくいろいろな意見を出し合いましょう。

アイデアの発散の流れは下記になります。

論点の設定→仮説立案→仮説の裏付け

それぞれについて見ていきましょう。

 

論点の設定

まず、全員が考えるべき論点を明確にします。

参加者が何を考えるべきか明確になっていないと、議論が前に進まないからです。

グループディスカッションのお題は抽象的で、そのままでは取り組みづらいことが多いので、細分化していくことが必要です。

論点の設定の例)

例えば「日本でチェスを普及させるにはどうすればいいか?」というお題があったとします。

その場合、「どのターゲットに訴求していけばいいか?」、「そのターゲットに訴求するときのボトルネックは何か?」、「そのターゲットに対する広報はどうするか?」等の論点に分解できます。

 

仮説立案

次に、その解決策となる仮説を立案します。

仮説の立案は次の3つにわけられます。

  1.  問題を分解する切り口となるアイデア
  2.  根本的な原因であるボトルネックに関する推測
  3.  ボトルネックの解決策となるアイデア

 

 

仮説の裏付け

仮説だけでは、意見として弱いので裏付ける情報が必要です。

何らかの情報を用い、仮説を実証しましょう。

 

7.アイデアの収束

次に、出たアイデアをまとめていく作業が必要になります。

アイデアの収束の流れは下記になります。

議論を整理→意見を評価

それぞれについて見ていきましょう。

議論を整理

まずは、出てきた仮説やアイデアを整理します。

マインドマップやフレームワークを活用して、綺麗に整理すると良いでしょう。

 

意見を評価

出てきた仮説やアイデアに対して、補足・修正をしましょう。

大切なのは、「代案なき批判はしない」ということです。

 

8.発表

議論が終了し、全員の意見がまとまると、発表の時間になります。

発表の流れは下記になります。

発表者選出→発表

それぞれについて見ていきましょう。

 

発表者選出

発表者を1人選出し、面接官に発表します。

参加者の中で存在感を示した人が発表することが多いです。

ただし、発表者に選出されても、議論の過程すべてが見られているので選考上有利に働くことはないと考えてよいでしょう。

 

発表

1分程度で議論の結果をまとめて、面接官に報告します。

合意結果とその理由を伝えるようにしましょう。

ここで、長々と説明する人がいるのですが、面接官はすべて見てきているので、簡単なもので良いでしょう。

発表の例)

「飲食店の全面禁煙に賛成か?反対か?」というお題だとします。

その場合、「結論は飲食店の全面禁煙に賛成です。理由は、飲食店での喫煙は従業員の受動喫煙による健康被害をもたらすためです。」というような簡単なもので良いでしょう。

 

2.まとめ

以上、グループディスカッションの流れや進め方について解説してきました。

就活が始まってまだ経験したことのないグループディスカッションへの漠然とした不安が消えれば幸いです。

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