コロナウイルスの関係で多くの企業が選考をオンラインで行うようになりました。
GD(グループディスカッション)もその一つで、実際にオンラインで行われている企業が多々あり、某社の内定者である私も内定者通しで練習としてオンライン上でのGDを実践しました。
もし、あなたがまだオンラインGDを体験していないのであれば、ぶっつけ本番で臨むのは厳しい結果が待ち受けているかもしれません。そこで今回は、オンラインとオフラインの両方を経験している私がオンラインのGDの特徴と注意点をお伝えしたいと思います。
目次
そもそもオンラインのグループディスカッションって?
そもそもオンライングループディスカッション、つまりオンラインGDがどういうものであるかについてご説明します。
オンラインGDは基本的に通常のGDと同様で、3〜8人程度の就活生で与えられたテーマについてディスカッションをするというものになります。
では、オンラインのGDとオフラインのGDで何が違うのか、一つ一つみていきます。
相手の思考がわかりにくい
まずもっとも違うのは相手の思考がわかりにくいことです。
これまでのグループディスカッションでは、話す人がどこをみていて、誰がメモをとっていて、誰が良く聞いているかなどが周囲を見渡すだけで見れていましたが、オンラインのグループディスカッションではそうはいきません。
オンライン上では基本的にカメラ、あるいは自身で操作しているディスプレイの方を見ているため、その人がどういうことを考えていて、何がしたいのかが伝わりにくいのです。
意見が発散しやすい
これまでのグループディスカッションでは書記がメモをとったり、各自で要点をメモしたりと、紙やホワイトボードに意見をまとめ、共有することができましたが、オンラインのグループディスカッションではそれができません。
誰がどこまでメモをとっていて、どこまで話を聞き理解をしているのかなどを把握することが難しいのです。
そのため、意見がまとまらず、アイデアベースの議論になってしまい、まとまりのないディスカッションになってしまいがちなのです。
オンライングループディスカッションで注意すべき3つのこと
一部、少しだけ話しましたが、オンラインのグループディスカッションにおいて注意すべき点を3つご紹介します。
なお、これらはオンラインのグループディスカッションだからこそより注意しておきたいことであり、普段のグループディスカッションで注意するべきこと(発言量を増やす等)は最低限行うことを忘れないようにしましょう!
グループディスカッションで落とされてしまう人によくある3つのこと
与えられたテーマに対して必ず結果を出す
先ほども少し話しましたが、オンラインのグループディスカッションでは意見が発散しやすく、結論まで至らない、あるいはアイデアベースでの直結的な解法に至るケースが多くあります。
グループディスカッションは過程を見ているのであり、結果に対しての評価はしていないということが多いですが、
オンラインのグループディスカッションではいつも以上に議論を収束させ結論を導き出す意識を持っておくと良いと思います。
口調(話し方)
SNSを思い浮かべるとわかるかと思いますが、実際の人間像からは想像もつかないような方が批判的なツイートをしているケースは多々あると思います。
人間は<span class=”keiko_yellow”>オンライン上では批判的、攻撃的になりやすい</span>のです。
これはグループディスカッションも例外ではありません。画面の向こうの人のことはどこか他人事に感じるところがあるので、
無意識に攻撃的な発言がしやすくなってしまう側面があります。
しかし、グループディスカッションではほとんどの場合、そのように攻撃的な態度をとっている方を評価するケースはあまりありません。
オンライン上では攻撃的になりやすいということを念頭におき、自制することがGD通過の鍵となります。
発言量の少ない人を掬い(救い)あげる
オンライン上では攻撃的になってしまうことは既にお伝えしましたが、口調だけではなく、実は相手の話を自発的に聞くことも大切です。
オンライン上になると、慣れていないこともあり、自分の意見を言うことに集中してしまいがちになり、周囲を気にすることなく議論を進めてしまうことがあります。
オンライン上でのリーダー(ファシリテーター)は有利と捉えることもできますが、十分に注意する必要があるのです。
オンラインのグループディスカッションを上達させるには
グループディスカッションの上達法にはいくつかの条件がありますので、まずは上達する環境として必要な要素についてお伝えいたします。
フィードバックできる環境がある
まずはグループディスカッションをフィードバックしてもらえなければ意味がありません。
どんなものでもそうですが、やりっぱなしで終わってしまってはその結果が正解なのか、失敗なのかがわからずに終了してしまいます。
それを回避するためにも、グループディスカッションを上達させるためには、
正解と不正解を正しく理解している人からフィードバックをもらえる環境が必要です。
グループディスカッションができる環境がある
グループディスカッションを上達させる一番の近道は実際にグループディスカッションを行うことです。
すなわち3人〜8人のグループディスカッションをやる人を集めることです。
これは実際にSNSで集めている学生もおり、そういった呼びかけに応じて参加してみるのもありだと思います。
オンライン上でのコミュニケーションを練習できる
オンラインでのディスカッションを行うのにも関わらず、オンライン上でのコミュニケーションに慣れていないのであれば実際のオンライングループディスカッションではまず落とされてしまいます。
実際のオンラインでのグループディスカッションを行う前に、友達とZoomなどのオンラインミーティングサービスを使う練習をしてみたり、グループディスカッションの練習会などに参加するなどして、必ずオンライン上でのコミュニケーションに慣れておくようにしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 与えられたテーマに対して必ず結果を出す
- 口調に気を付ける
- 発言量が少ない人をすくいあげる
の3つに気を付けながら、オンラインGDを乗り切っていきましょう!
また、必ず練習の場を設けて、少しでもオンラインでのディスカッションに慣れておけるとよいですね。