この企画は、悩める24卒ひよっこ就活生の私が、すでに就活を終えた先輩方に就活についてあれこれ質問させていただく企画です!
前回に続きまして、社会人の先輩にインタビューをさせていただきました。
就活について悩んでいる人、いまいちモチベーションが上がらず困っている人、
この記事を読んで、ぜひ就活の参考やモチベーションにしてください!
目次
今回インタビューさせていただく方は…?
今回インタビューさせていただくHさんのプロフィールを紹介します。
就活中について
就活を意識し始めた時期
――――では早速質問を始めさせていただきます。まず、就職活動を始める前はサークルやアルバイトなど、どんな活動をしていらっしゃいましたか?
Hさん:サークルはオーケストラサークルに入ってクラリネットを演奏していましたね。アルバイトはお金を稼ぐことを目的にしていただけなので、カフェのバイトをしていたり、短期の派遣バイトをしたりしていました。力を入れていたのはサークルの方ですね。
――――なるほど。では、就職活動のことを意識し始めてから内定までのスケジュールを教えてください。
Hさん:はい。まず就活を意識し始めたのは1年生の最後くらいですね。そこからちょこちょこ就活関連の本を読んだりしていました。実際に準備をし始めたのは2年生の初め頃で、Webテスト対策をしたりしていました。2年生の最後の方にはOB訪問をしていましたね。3年生に入ってからインターンにちょこちょこ参加していて、3年の11月に現在の企業に内定をいただきました。
――――めちゃくちゃ早いですね…!
Hさん:そうですね(笑) 就職しなきゃいけない!という気持ちが強くあったので。(笑)
――――コンサルに決めたのはいつごろからでしたか?
Hさん:本格的に就活を始めたころからですかね。3年生の初めくらいです。
インターンはどんな所へ?
――――インターンもコンサルに絞っていましたか?
Hさん:いえ、インターンはいろんなところを見ましたね。むしろ今の企業の志望部門はインターンがなかったので、製鉄や投資銀行、志望企業以外のコンサルやメーカーなども見ましたね。
――――インターンの中で印象がよかった企業はありましたか?
Hさん:JALさんですね。Webテストの時に会場の担当の方がパイロットとしての話などをしてくれて、和ませてくれたのも印象がよかったですし、選考が終わった後も野球選手とパイロットさんの対談イベントなどにたくさん招待していただいて、非常に印象がよかったです。またパイロットもコンサルもプロフェッショナルという点で共通しているので、コンサル業界でやっていく上でも参考になったと思います。
コンサルに決めたきっかけは
――――就活の初期段階でコンサルに絞っていたとのことでしたが、コンサル業界や今の企業に決めた理由はありますか?
Hさん:高校で大学の先取り授業のようなものを受けたときにたまたま経営学を受けて、面白いなと思って。そこで経営、特に企業再生に興味を持ちました。大学は文学部だったんですけど、文学部は何か違うなと感じていて。今働いている会社は企業再生の部門がたまたま自分の卒業年度に募集されていて、最終面接でも面接官の方と企業再生の話をしたらすごく盛り上がりましたね。会社内の人も優しそうな人が多くて、ここしかないかな、と思いました。
コツは「とにかくロジックを通すこと」!
――――ありがとうございます。かなり長い間就職活動をおこなわれていたと思いますが、そこで見つけた自分なりの攻略方やコツなどがあれば教えていただきたいです。
Hさん:まずESですが、そもそもコンサルはESの中身はそこまでじっくりとは見ていないなと感じます。
――――そうなんですか?
Hさん:はい。メーカーさんや商社さん等では経験の珍しさなどを見られたりする印象がありますが、コンサルのESではロジックがきちんと通っているかどうかの方が重視されている気がします。なので、ロジックの通った文章を書くことを心がけていました。KPMGさんとかはかなりESもしっかり見ているようですが…
――――そうなんですね。面接でもあまり深掘りされませんか?
Hさん:そうですね。ファームにもよると思いますが、面接の題材にはなりはするものの、ものすごく何度も深掘りされるということはないと思います。それよりも、コンサルの性質上、ESに書かれている内容を口頭で簡潔に分かりやすく伝える能力の方が問われている感じがします。
――――やはりロジックの方が重視されますよね。ありがとうございます。GDやケース面接のコツはありますか?
Hさん:GDで通りやすくなるコツはやっぱりファシリテーターをやる事ですね。ファシリのコツとしては、テーマが出された瞬間に課題解決の構造を何通りか考えておいて、その中でそういう前提の場合にどの方向に進むのかということまでをGDが始まるまでに決めておくことです。そうしておけば、事前に考えていた方向にGDのメンバーを誘導して乗せていき、ディスカッションを有利に進めていくことができます。
――――ありがとうございます。ただ、これは率直な私の疑問なんですが、今までのインタビューさせていただいた方もほとんどはファシリがいいとおっしゃっていて、ファシリの取り合いになる場合もあるんじゃないかなと思うんです。そういう場合はどうするんですか?
Hさん:確かにそういうときもありますね。そういう時は2番手になって、もともと決めておいた課題解決構造での論点を追加して、議論を深めていく役割になります。ファシリが引っ張っていく役割ならば、二番手は深さで勝負するという感じですね。
――――なるほど。どっちにせよ、自分で解決策までの構造を作れるのが大切ですね。
Hさん:そうですね。なので、GD云々以前にケース問題などを解く練習をして、自分ひとりで解決策を導けるようになる必要があると思います。
――――そうですよね。ちなみに、ケース面接の対策は何をしていらっしゃいましたか?
Hさん:ケース面接は、OB訪問で出会った戦略コンサルDIの出身の方にケース面接の壁打ちをひたすらしてもらっていましたね。ケース面接は社会人の方に見てもらうのが一番いいと思います。
GDでの印象の差はどこで生まれる?
――――ここまでは就活生としての視点でGDのコツをうかがってきました。Hさんは今までメンターとしてGD練習会で様々な就活生を見てきたと思いますが、印象がいい就活生や悪い就活生の特徴があれば教えていただいてもよいですか?
Hさん:あくまでコンサル業界に限った話をしますが、やはりある程度しっかりとした論点設計ができている人はやはり印象がいいですね。反対に、印象が悪い人は、とにかくフレームワークありきで考えてしまう人ですね。そのフレームワークを使うことにしっかりとしたロジックがあればいいのですが、思考停止してとりあえずフレームワークつかっとけ!みたいなのは少し印象が悪いかなと思いますね。
――――どの選考過程でもロジックがしっかりと背景にあるのが大切なのですね。
就活で落ち込まないために
――――就職中にメンタルが落ち込んだ時はどうしていましたか?
Hさん:すみません、あんまり落ち込むことがなくて…(笑) 気にしすぎないことが大事ですね。第一志望の企業に行けなくても人生どうにかなるんで、あまり重く捉えすぎないのが大事だと思います。
前編はここまで!
後編では、Hさんの就職後の話についてたくさん聞かせていただきました。
コンサルならではのお話を面白おかしく話してくださったので、ぜひ後編も見てくださいね!