グループディスカッションのクラッシャー8選!タイプ別対策法について解説

「グループディスカッションのクラッシャーに対して漠然とした不安がある」
「クラッシャーへの対策法が知りたい」
この記事はこのような悩みを持つ方に向けて書かれています。

はじめまして。
オンラインGD練習会運営事務局の菊地です。

23卒生の皆さんは冬の本選考・インターン選考に向けて準備を進めている時期かと思います。
その準備の中で、多くの学生が避けては通れないグループディスカッション、通称GD。

皆さんはグループディスカッションの対策や練習をする中で「クラッシャー」というワードを聞いたことがあるのではないでしょうか?

クラッシャーとは、「議論をぶち壊す人」というマイナス評価に繋がる立ち回りをする人です。

今回は、そんなクラッシャーの特徴や対策法について解説していきたいと思います。

是非、この記事を読んで選考でクラッシャーに遭遇してもうまく立ち回れるようになってください。

1.クラッシャーとは

「クラッシャー」とは、議論の円滑な進行を妨げてしまう人のことをいいます。

クラッシャーは自己中心的な言動で周囲と衝突し、議論の円滑な進行を妨げてしまいます。

クラッシャーがいた場合、全員がクラッシャーの対応に時間をとられ、議論の質がさがってしまいます。

グループディスディスカッションはグループ単位で評価されることが多いので、クラッシャーがいた場合にうまく立ち回らないとあなたの評価まで下がってしまう可能性があります。

巻き添えを食らわないためにも、対策を立てることが重要になってきます。

一方で、「あなたもクラッシャーになる可能性」があるということに気をつけなければなりません。

「知らず知らずのうちに自分がクラッシャーになっていた」なんて話もよく聞きます。

2.知っておくべきクラッシャーの種類と対処法

知っておくべきクラッシャーの種類は下記の8つです。

  1.  独断で議論を進める就活生
  2.  終わった話を掘り返す就活生
  3. 仕切り下手な司会
  4. フレームワーク振りかざし系就活生
  5. 常に批判をする就活生
  6. 話が長い就活生
  7. 論理が飛躍する就活生
  8. 何も話さない就活生

 

先ほど解説した通り、気をつけないとあなたもクラッシャーになる可能性があります。

自分に当てはまっていないか、確認しながら読んでください。

それでは、それぞれについて解説していきます。

 

①独断で議論を進める就活生

特徴

議論を独断で可決させ、独断で進めていく就活生です。

一見すると司会の役割を担っているように見えるので、注意が必要です。

このタイプの特徴は、人に意見を振らないこと、自分の意見と異なっていたり違っていた場合、無視することがあげられます。

これでは、議論になりません。

 

対策法

独断で議論を進める就活生への対処です。

「議論を前に進めていただきありがたいのですが、皆の意見が反映されていないようなので、もう少し皆の意見を聞いて進めていきませんか?」と柔らかく、伝えると良いでしょう。

相手の貢献を評価して、内容の価値を最初に認めてながら伝えることを意識しましょう。

 

②終わった話を掘り返す就活生

特徴

すでに合意している意見を頑なに反対し、終わった話を蒸し返す就活生です。

自分の意見を絶対だと信じているので、自分の意見に固執します。

最悪の場合、議論をゼロから始めようとします。

対策法

終わった話を掘り返す就活生への対策法です。

自分の意見が絶対だと思っているので、批判してはいけません。

「たしかにいい意見ですね。ただ時間が限られてますし、他の皆がこう思っているようなので、今回はこの方針でいきませんか?」と柔らかく伝えます。

 

③仕切り下手な司会

特徴

司会に立候補するものの、司会として機能していない就活生です。

途中で議論についていけなくなったり、議論の収集がつかなくなって、沈黙してしまいます。

司会の役割を誰もはたさないので、議論のスムーズな進行が妨げられてしまいます。

対策法

仕切り下手な司会への対策です。

司会の役割をうまく補ってあげることです。

司会の役割でやり切れていないことをサポートしてあげましょう。

 

④フレームワーク振りかざし系就活生

特徴

就活本やGD攻略のテクニックとして有名なフレームワークを乱用する就活生です。

有名なフレームワークには下記のようなものがあります。

SWOT分析、STP分析、AIDMA、MECE、4P、PEST分析

フレームワークを使うことは問題なのではないのですが、下記のような点に気をつけなければなりません。

  1.  その場の文脈に沿ったフレームワークを使う
  2.  社員と同じ土俵で評価されてもいいという意思表示になる
  3. フレームワークで細かく分析して、時間がなくならないようにする

それぞれについて解説していきます。

 

1.その場の文脈に沿ったフレームワークを使う

その場に沿わないフレームワークを使うのは注意です。

例えば、「和食がいいか、洋食がいいか」とお題で、AIDMAを使うことは見当違いでしょう。

フレームワークを使う場合は、フレームワークに対する理解を深めて使うようにしましょう。

 

2.社員と同じ土俵で評価をされてもいいという意思表示なる

高度なフレームワークを使うと社員と同じ土俵で評価をされてもいいという意思表示になってしまいます。

特に面接官が若手社員の場合は、反感をかってしまうこともありえるでしょう。

 

3.フレームワークで細かく分析して時間が無くならないようにする

フレームワークで細かく分析をしてしまうと時間が足りなくなってしまうことも考えられます。

MECEにこだわるあまり、ほとんどの時間をもれがないかの注意に割いてしまう、ロジックツリーを何層にもわたって完成させることに注力するあまり時間が無くなる、といったことがあります。

しかし、グループディスカッションの目的は、分析をすることではなく、全員で1つの結論を導き出すことです。

分析に時間を割きすぎ、本質的な議論ができない状況には注意をしましょう。

対策法

フレームワーク振りかざし系就活生への対策方法です。

対策としては、フレームワークへの固執を抑えてもらえるよう促すことです。

「ロジックにこだわりすぎても議論が進まないので、ここではあまり気にせず議論をだしあいましょう」というと良いでしょう。

⑤常に批判をする就活生

特徴

批判的な分析やコメントのみを発言し、具体的な代替案をださない就活生のことです。

何か仮説を振ると、その反例を出してきます。

常に批判ばかりをする人がいると、全員が委縮して意見を出さなくなっていきます。

対策法

常に批判をする就活生への対策です。

批判ばかりせず、意見を出すように促しましょう。

「批判ばかりで議論が進まないでのですが、これを解決する方向で一緒に考えていきませんか?」というと良いでしょう。

 

⑥話が長い就活生

特徴

自分の意見を長々と話し、他の人の意見を聞かない就活生です。

時間制約のあるグループディスカッションでは、話が長いと他の人の時間を侵食するので、大問題です。

対策法

話が長い就活生への対策です。

「話が長くて他の人が発言できていないようなので、お気遣いいただけませんか?」と発言を抑えるよう促すと良いでしょう。

 

⑦論理が飛躍する就活生

特徴

発言が的を外していて、議論を脱線させてしまう就活生です。

このタイプの就活生は、出す意見やアイデア、批判のすべてに理由がなく、何を言ってるのわからないです。

対策法

論理が飛躍する就活生の対策です。

今話していることと違う点を伝えてあげましょう。

「今〇〇を話しているので、それについてはまた後で考えませんか?」というとよいでしょう。

⑧何も話さない就活生

特徴

他の人が発言している中、一切意見を出さない人がいます。

何も話さない就活生は、司会が意識して発言を促したり、理解を確認しなければならないので、足を引っ張ってしまいます。

原因としては、意見を持っているが躊躇してしまう、持ってないから話せない、といったことが考えられます。

対策法

何も話さない就活生への対策です。

何も話さない人には「〇〇さんはどう思いますか?」「誰の意見に近いですか」と話を振るようにしましょう。

 

3.最後に

いかがでしたか?

本記事では、グループディスカッションの8つのタイプのクラッシャーとその対策方法について解説してきました。

就活をしていると良く遭遇するクラッシャー。

対策法を知っているのと知らないのでは大きく変わってきます。

この記事を読みこんで、クラッシャーへの対策法をしっかりマスターしてくださいね。

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