逆求人とは、リクナビやマイナビなどの就活ナビに企業が会社の応募情報を掲載しているものに学生が応募する一般的な就職モデルとは違い、学生が自らの履歴書や自己PR等をWeb上に掲載することにより、企業の人事担当者から気になった学生に対して声をかけるという従来の就職モデルとは真逆の就活方法です。
今回は、この逆求人サイトについてご説明します。
目次
1. 逆求人とは?
逆求人とは、ダイレクトソーシング(ダイレクトリクルーティング)の一種で、企業側から見ると従来の採用プロセスとは全く逆のアプローチであり、「攻めの採用」のように言われています。逆に学生からすると「待ちの就活」という形で、逆求人サイトに登録をしておき、自己PR等の情報を入力しておくだけで複数社の企業から声をかけてもらうことができます。
ただし、現状としては、利用している企業の属性は圧倒的に中小企業の数が多くなっているため、「自分の価値を認めてくれる人の元で働きたい」、「規模の小さい企業で働きたい」、「裁量権の大きいところで働きたい」という方におすすめです。
参考 【参考】東京GD練習会の代表・迫田がベンチャー企業を薦める3つの理由読まなきゃ損する就活体験記
2. 逆求人を利用するメリット
それでは、学生が逆求人を利用するメリットを見てみましょう。
早期内定がもらえる
逆求人サイトに早期から登録していると、2年生の段階であっても声がかかり、気に入ってもらえるとそのまま内定ということも多々あります。どこの企業の内定ももらえなかったとなると大問題なので、登録だけしておき、声がかかる態勢を整えておきましょう。
自分のスキル、性格を求める企業から声をかけてもらえる
企業の人はスキルや性格、学歴等の情報からソートをかけて声をかけています。なので、業界分析や企業分析をしていなくても、普通よりもあなたにマッチした企業に声がかかる仕組みになっています。故に入社後のギャップに関してもある程度は無くすことができます。
1次や2次選考免除も…
逆求人サイトからのオファーはESや1次面接などが免除になる可能性があります。また、こういった使い方をしている企業は比較的規模の大きい企業であることが多いです。大企業への就職を希望している方でも、登録をしておいて損はないでしょう。
参考 【関連】使ってみた!Offer Box実体験レポート!読まなきゃ損する就活体験記
3. 逆求人サービスの紹介
それでは、逆求人サービスにはどういったものがあるか。実は逆求人にはオンラインの「逆求人型就活サイト」とオフラインの「逆求人就活イベント」の2種類があります。それではそれぞれについて紹介します。
逆求人型就活サイト
細かい個所や特徴は、各サービスによって異なりますが、おおよその逆求人型就活サイトは、サイト上に自己PRを含めた自分自身の情報を掲載します。イメージとしては履歴書をサイト上にアップするといったものです。企業側はそのデータベースから、欲しい学生をスキルや経験などでソートをかけ、マッチした学生に声をかける仕組みです。
逆求人型就活サイトには下記のようなサービスがあります。
Offer Box
2012年からスタートし、19年卒では98,000人の学生が登録している逆求人型就活サイトです。
- 企業登録者数4000社超と幅広い企業が利用している
- ITの力で性格診断を行い、企業とのマッチングしてくれる
- 動画や研究スライド、写真などを活用し、自分らしさをアピールすることができる
Offer Boxへの登録はこちら
キミスカ
19年卒学生64,000人超が利用している逆求人型就活サイト
- 完全非公開な厳選した企業からの紹介
- オフラインマッチングサービスも行っている(キミスカLIVE!)
キミスカへの登録はこちら
ニクリーチ
ニクリーチは大手人材サービス会社「ビズリーチ」が運営する逆求人型就活サイトです。
- ビズリーチ経由の有名企業からスカウトの連絡がもらえる
- スカウト次第ではお肉を食べにいくことができる
- お肉を通じて様々なバックグラウンドの社会人の方からキャリアや就活についての相談をしてもらえる
ニクリーチへの登録はこちら
逆求人型就活イベント
逆求人型就活イベントは合同説明会のように企業と学生が一つのスペースに集まることは変わりませんが、企業がブースに構えることなく、逆に学生が赴く形であったり、グループディスワークを行っているところを様々な企業が見て回り、評価されるというものがあります。
逆求人型就活イベントには下記のようなサービスがあります。
出会い場カンパニー
20回のグループディスカッションを通して企業へアピールする逆求人型就活イベントです。
- 1日に最大30社からスカウトが来る可能性あり
- 確実に企業との早期接触ができる
- 就活対策講座も無料受講が可能
出会い場カンパニーへの登録はこちら
4. まとめ
これまで紹介してきたように、一般的な就活ナビを使っての就活だけが就活ではありません。登録も内定も無料でできますし、登録しておけば気になっていた企業から声がかかる可能性もあるので、登録だけは済ませておいて、スカウト、オファーが来る状態にしておきましょう!